ボーイスカウト所沢第1団

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BS隊(原隊):サマーキャンプ2018(構想編)

(既にBS隊(原隊)のサマーキャンプは終了しましたが、その構想時点からをまとめて、ブログ記事として連載します。)

【構想編】
しばらく前から、BS隊のI副長はサマーキャンプのことで悩んでいました。
今年のサマキャンは日本ジャンボリーとモロに重なっていて、年齢が上のメンバーは全てジャンボリーに行ってしまうので、参加者は中1と小6のみ4〜5名。
そのメンバーにやりたいことを提案しろとか、自分達で準備しろとか言うのは酷だよなぁ…。とは言え、これは彼らが成長するのにまたとないチャンスでもある…。ジャンボリー組も羨むような、そんなすごい冒険をできないものか。

ため息ついて見上げたとき、スカウト会館の屋根を支える鉄骨の上に置いてあるカヌーが見えました。
副長は聞き知っていました。20年近く前にベンチャー隊の先輩スカウト達が手作りで作った木のカヌー。しかし転覆したり浸水したりで、その後ずっと出番がなく鉄骨の上に置かれていたというそのカヌー。 
「…これを修理して転覆しないようにできたら、すごい冒険ができるのではないか…!」
早速リーダー会で提案し、他のリーダーにも応援してもらうことができました。
(もちろん、安全確保のためのプランをいろいろ考えた上で、ですが…。)


5月後半。スカウト達とサマーキャンプで何をしたい?という話をした時のこと。
予想どおりに?何の意見も出ない沈滞ムードの中、I副長はいくつか挙げたアイデアの中で、自分達でカヌーを補修して湖で乗るという話をしました。 途端に目がギラギラし始めるスカウト達。 補修とか大変だと思うよ、そんな注意事項もお構いなしに「やりたいっ!」とその場に居たスカウト全員が一致。
「あっ…何か火が付いた感じ…!」 明らかに目標を見つけた、そんな雰囲気を感じました。

こうして、BS隊(原隊)中1と小6のみ数名で、『カヌーを自分達で補修して山中湖へ漕ぎ出そう』という冒険へのチャレンジが始まりました。