ボーイスカウト所沢第1団

各隊活動の様子をご覧ください

2016年8月28日 カブ隊:フィッシャーマン

8月28日の活動は、釣りプログラム「フィッシャーマン」を行ないました。
目的地は横瀬町にある「刈米鱒釣場」。

小手指駅で集合、簡単なセレモニーを行なって横瀬駅まで電車で移動、横瀬駅から歩いて30分ほどのちょっとしたハイクで刈米鱒釣場に到着です。

してはいけないことなどの注意事項を聞き、釣竿が各組に1本ずつ配られ、1匹釣ったら交代ね…と(これは順番を決めているのでしょうか?)


…と、釣り始めて1分も経たないうちに今日の1匹目! はやっ! 

(この日は涼しかったためでしょうか。どうやら入れ食いの予感…)

こちらでは、釣ったは良いものの、針が勝手に外れて魚が落ちてしまい、ボーゼン。

「釣れた、釣れた、針が外れない!」 …ギューっ…。

釣場のすぐ傍に魚拓担当のリーダーがスタンバイして待ちますが、どんどん釣れてくるので順番待ちの列が…

初めて魚を釣って最初はオロオロしていたスカウトもこのとおり! 生きた魚を初めて力いっぱい握って、初めて魚拓を取って…と初めて尽くしを頑張りました。

釣って、魚拓を取ったマスはスカウト自身できれいに洗って持っていき、わたを抜いて焼いてもらいます。
わた抜きの作業にも興味津々…作業場のすぐ脇でじーっと見られてはお店の方もさぞかしやりにくかったことだろうと…。 (奥で焼いている魚にもご注目、なんておいしそうに焼くんでしょうね。)

ここで、隊長からのサプライズ!
スカウトたちにラムネが1本ずつ配られました。 夜店とかでは開けた状態で渡してくれたりしますが、ここでは自分で開けます。 ラムネを開けるのも初体験!なスカウトも多く、悪戦苦闘するスカウトも…
いや〜〜、力、入ってるね〜〜。


そろそろ魚も焼けました。 「おまちどうさま」の声に皆の視線はお皿に集中。

魚、好きなひと! と聞いてみたら、みんな一斉に手を挙げてくれました。

いただきま〜す、で食べ始めたら、このとおり。美味しい美味しいと、どんどん食べていきます。

リーダーと同行の保護者は…「おいしそう…」と指をくわえて見ているのみ…。
どこかで「誰か、食べられません!っていうスカウトはいないの?」って聞いてる声がしたような…?


刈米鱒釣場での活動も終了し、帰り道。横瀬駅へ向かう途中の河原で水遊びをするはずでしたが、前日の大雨で川は増水していて水遊びどころではありませんでした…。

水遊びは断念して、一段高いところにある東屋で持ってきたカブ弁を食べ、ブックチェックをしてから横瀬駅へ向かってまた歩きました。


今日取った魚拓は、小手指の駅で解散の時に全員に配られました。次回の活動までに「魚拓の魚の長さを測って」くるんだよ。



(リーダーのひとりごと…ちょっと長いけど…)
今回の企画、実は男性リーダーの間でいろいろ葛藤した中でのマス釣場の選択でした。本当の川で釣らなくては意味がないという意見があるのも承知しつつ、男性リーダーで複数の場所を下見に行って議論した結果、「何とかスカウトたち全員に魚がかかったときの手応えを感じてほしい」、「一人一人、魚拓を取る体験をさせてあげたい」(チャレンジ章の中に魚拓を取る、という個人でのチャレンジではなかなか難しい項目がありますから)、「釣った魚をその場で焼いてもらって食べることで、普段の食べものも命をいただいているんだと知ってほしい」…そういういろいろな想いがあって、すべての条件が満たされるであろう刈米鱒釣場を選択しました。
ここはたいへんアットホームな釣場で、商売でやっている釣場にも関わらず池の傍の2テーブルをお借りして荷物置き場や魚拓を取る場所として使わせていただいたり、わたを取る作業をスカウト達が興味津々でのぞき込むのも嫌がらず見せていただいたり…とても親切にしていただきました。刈米鱒釣場の方々には心から感謝しています。
結果的にはスカウトたちの半分くらいが初「釣れた」体験、魚拓はほとんど全員が初体験で、たくさんの笑顔が見られました。そして「さっきまで生きていたんだよね」と言いながら美味しい美味しいときれいにマスの塩焼きを食べてしまったスカウトたちを見ていると、男性リーダー達で話し合っていたことはスカウトたちに通じたみたいだなぁと、とてもうれしく思いました。