ボーイスカウト所沢第1団

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2016年8月5〜7日 カブ隊(団行事):サマーキャンプ@宝台樹キャンプ場(2日目)

2日目。明るくなってきた5時前から目が覚めてしまったスカウトもいたようですね。(周囲の方々に迷惑なので、トイレ以外で出歩くのはやめましょう。) 
眩しい太陽が昇ってきて、空はスッキリ晴れて青く透きとおりました。暑くもなく、爽やかな風が吹いていて文句なしの登山日和です。

今日の登山は、武尊山の隣にある「剣ヶ峰(標高2,020m)」への往復登山です。登山口の武尊神社から、標高差約900メートル上の山頂を目指します。

6時に起床、6時半からセレモニー。今日は朝ごはんを食べたらすぐに出発する必要があるので、登山の恰好でセレモニーと準備体操を行ないました。


朝ごはんも、なんとなくせわしなく食べて7時半過ぎには出発。キャンプ場から歩き始めるとあまりに遠いため、2kmちょっと離れた武尊山神社の駐車場まではクルマで送迎となりました。

8時過ぎ。武尊神社にお参りして、登山の無事を願い、歩きはじめました。

林道の終点から先はだんだんと登山らしくなってきます。丸太が沢に渡されていて、おっかなびっくり渡りました。

何回か小さな沢を渡り、上り下りを繰り返し…

倒木をくぐったり跨いだりしながら進みます。


10時過ぎ、(リーダーの気分的には)中間地点の武尊沢に到着。

ここでおやつも食べて元気復活!


気分も新たに武尊沢を後にしました。しかしここから先の道はものすごく急な上りです。 
前日の雨の後で滑りやすいので、気を付けながら大きな岩や木の根の階段をよじ登るようにして上がっていきます。

しかし、スカウトたちには体力差もあり、全員が同じペースで進めるはずもありません。
隊列が長くなってしまうので、隊が揃うのを待つための小休止が増えていきました。

そんな中、後ろを振り返ると、木々の間から見事な眺めが見えました! 


急な上り道にはこんなチャレンジングな場所もあります。
大人だと頑張って登り降りできるけれども、カブ年代の子供達には頑張っても手が届かない高さの段差。

リーダーが先に上り、木に傷をつけないようベルト(スリング)をかけて登山用のロープを降ろし、スカウトたちはそのロープに掴まって登っていきます。 時間はかかりましたが、全員、この難関をクリアしました!

しかし…実は…ここから数分登ったところで、時間切れで登頂を断念。剣ヶ峰登頂は叶いませんでした。
(「まだ登りたい〜!」というスカウトもいましたが、もともと、リーダー間で「登頂できてもできなくても12時までで折返し」を決めていました。)
折り返したのは標高1,755m地点。

折り返した場所での記念撮影では、清々しい笑顔がたくさんはじけました。


さて、登ってきた以上、降りなくては帰ることができません。 先程の高い段差をまたロープを頼りに降りていきます。皆、リーダーの指導も受けながら慎重に降りました。

大きな岩がゴロゴロ…すべりやすいんだよね。 

途中、また武尊沢で遅いお昼ごはんを食べました。ところが沢での休憩もそろそろ終わろうかという頃、急に涼しい風が沢の上から吹いてきました。これは天候悪化のしるしです。急いで沢を出発しますが…やっぱり雨に降られてしまいました。


雨はそれほど長く降らずに止み、林道終点まで戻ってきた頃には少し晴れ間も見えていました。

16時10分、武尊神社まで戻ってきました。下山途中に滑って痛い思いをしたスカウトはいましたが、皆が無事に戻って来られたことを感謝しました。


1日がかりで大きな山に挑んだ登山プログラム。これほどの急な山道です、楽だったなどというスカウトは一人もいないはず。残念ながら登頂はかないませんでしたが、皆が頑張りました。


夜は星空観察会。(暗かったので写真は撮れず。) 
少し雲が出ていて見えたり見えなかったりでしたが、火星、アンタレス(さそり座)、夏の大三角形、などがきれいに見えましたね。 また、別の機会にも星空を見てみよう!


寝る前には、明日の撤収に備えて各自荷物を整理してから寝ました。特に男子部屋は、組長次長が各部屋で奮闘していたのが思い出されます。よく頑張った。。。