ボーイスカウト所沢第1団

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BS隊(原隊):サマーキャンプ2018(補修編:2018年7月22日)

カヌー外側のFRPは全て貼り終わり、あとはアウトリガー(転覆防止の浮き)の作成を残すのみになりました。
カヌー初体験のスカウト達に、いきなり転覆を経験させるわけにはいきません。転覆しないような方法をいろいろと考えた結果、アウトリガーを装着して安定性を高めることにしたものです。


ところで。「スカウトは質素である」
ええ、カヌー修理のためのFRPの材料購入にお金がかかって、市販のカヌー用アウトリガーを買うなど、とても考えられる状況ではありません。
当初はポリタンクとかスポンジとかのアイデアもあったのですが、結局、実行したアイデアは…「ペットボトル」。

2リットルのペットボトルを2本ずつ粘着テープとロープでしっかり束ね、さらに底の部分を合わせると、水の抵抗も少なそうな前後が尖った形の浮きになります。
それを、T字の支柱にテープとロープでくくりつけるだけの実に簡単な構造です。(テープとロープを併用したのは、作業性と強度とを両立するためです。簡単に外れて浮きだけ山中湖に置いてくるのはダメですからね。)
カヌー本体とアウトリガーとを分けた状態で運び、、現地でカヌーの中央にある支柱に「束ねるように」ロープで一体化させれば、カヌーの舷側から約2メートル離れたところに8キログラム分の浮力があるのでまず転覆することはない、と計算しました。

立派なアウトリガーが完成しました。
あとはサマキャンでこれを装着して山中湖に浮かべる日を待つのみ。
立派に「進水式」ができるか、
残念、「浸水式」になってしまうか、
当日が待ち遠しいような、心配なような…。