ボーイスカウト所沢第1団

各隊活動の様子をご覧ください

2016年9月25日(日)ビーバー隊:あきのハイキング

ビーバー隊、本日の活動は『秋のハイキング』です。
コース内容は、武蔵横手駅五常の滝→餅つき(啓明荘)→日和田山高麗駅という流れです。

…⁈

皆さん、気付かれましたか?
サラッと流してしまいましが、今回の活動はハイキングだけではないのですよ。そう、『餅つき』もします‼︎

『ハイキング&餅つき』。
完全に体力勝負になりそうですが、一体どんな活動になるのでしょうか。


朝8時、西武池袋線小手指駅に集合。
飯能方面行きの電車に乗車し、途中、西武秩父線に乗り換えて武蔵横手駅に到着。
今日は久しぶりの好天ということもあり、駅には「これから登るぞ〜!」という感じの方々がたくさんいらっしゃいました。


トイレを済ませ、セレモニーを開始。
隊長より今日の流れや注意点についてのお話しがありました。

隊長「これからハイキングに行くけど、どんな点に気を付けたらいいかな?」
スカウト:「クマ」「ハチ」「ヒル」などなど…

夏のキャンプを思い出し、スカウトからはポンポンと答えが返ってきました。


注意点…昨日までの雨で地面か滑りやすくなっているので、押したりふざけたりしないで、必ずリーダーの言うことを聞く事!

☆もう一つ大事なこと…みんなががんばって時間があったら、川あそびもできるって!みんな、がんばろう‼︎


9時、出発。
1.9km先の五常の滝を目指します。
歩き始めてすぐ、きれいな曼珠沙華の花が迎えてくれました。
川に沿って続くアスファルトの坂道は昨日までの雨で濡れています。
大きなクモの巣がここにもそこにもあそこにも。
生い茂る木々に強い日差しは遮られ、マイナスイオンの気持ちいいこと!


五常の滝に到着。
滝をバックにパシャリ!

さあ、お次はお餅つきですよ〜。
もう少し上に登ります。

10時頃、啓明荘に到着。
お餅つきをする際の注意事項についてお話がありました。
・餅をついている人の近くには絶対に行かないこと。(杵は重たいので当たるとケガをしてしまいます。)
・あんこやきなこで汚れた手は直接水道水で洗い流さず、いったん桶の中の水で洗いましょう。(川の水を汚さないためです。桶の水は畑へ持って行き 流してくださるそうです。)

それでは、以上の注意点を頭に置いて、お餅つきを始めましょう〜!
まずは大人(男性陣)がこねこね…そして、ぺったん。

すかさず、「大人だけずるい〜〜〜」というスカウトたちの声。
恨めしそうに見つめるスカウトたちの目、目、目…
早く餅をつきたいみんなの気持ち、よ〜くわかります。わかっていますとも。
でもね、最初からぺったんはできないのだよ…こねこねが大事です。
女性陣も数回ずつ、ぺったんぺったんとつき…
さあ、お待たせしました!いよいよスカウトたちの出番ですよ〜。

ひとり10回ずつ、餅をつきました。
重たい杵をしっかりと持ち上げて、お上手!

つきたてのお餅は、辛み餅、きなこ、大福、おはぎにしていただきました。
どれも美味しくて、みんなで何度もおかわり。幸せな時間…。
食後の歌を歌い、「ごちそうさまでした!」

啓明荘の方に感謝の気持ちを伝えます。
「今日はお世話になりました。ありがとうございました。」
実はこの場所は隊長が子どもの頃に連れてきてもらった思い出の場所。とっても楽しかった記憶が残っており、ぜひスカウトのみんなにも同じ体験をということで今回連れて来てくれたのでした。
今日のこの体験が楽しかった思い出としてスカウトたちの記憶に残り、やがて大人になった時に今度はみんながリーダーとして子どもたちをまたここへ連れて来てくれることを願っております。

11時過ぎに啓明荘を出発。
物見山を目指します。
進む道はアスファルトから自然の土道へと変わります。
やはり前日までの雨で道はぬかるんでおり、足元には注意が必要!
木の根っこにも気をつけよう!

11時30分、物見山入り口。
最後の急な登り坂をがんばって登り切り、12時前に物見山に到着。
ちょうどお昼時で大勢のハイカーがシートを広げ昼食をとったり、休憩をとっていました。
他団のカブ隊やビーバー隊とも出会い、挨拶をかわしました。
スカウトたちはというと、先ほどのお餅パワーでまだまだ元気!
なかにはもうお腹が空いたというスカウトも…充電切れるのはやっ(笑)
あれだけつめ込んできたお餅は一体どこへ消えてしまったのか…
30分ほどの休憩で出発。
いったん下り、日和田山を目指します。
地面がぬれていて、たいへん滑りやすい状態。
転倒するスカウトも増えてきました。
足元に注意しつつ、すれ違うハイカーたちと挨拶をかわしながら進んでいきます。
ツルツルと滑りながら下ったら、はい今度は登りですね。

最後は木の根っこにつかまりながら急な斜面を登りました。
13時過ぎに日和田山山頂に到着。
個人的な数字になってしまいますが、家を出てからここまで手もとの万歩計で12000歩!
(スカウトたちの歩幅を考えるとこれ以上になりますね。)
さあここでお昼ご飯です。
山頂は混み合っていましたが、みんなでシートを寄せ合って座りビーバー弁当をいただきました。

ビーバー弁当を食べ終えたら、たいていは“おにごっこ”という流れですが、今日は残念…。
ごっこができるスペースはありません。
シートをしまって出発の準備をします。

と、ここで隊長が何かを発見しました。
私たちが今まで座っていたところにおやつのゴミがひとつ落ちていたのです。

隊長「ここにゴミが落ちてるぞ〜。誰が落としたのかな。」
自分ではないと口にするスカウトたち…

そこで隊長からこんなお話がありました。
「みんなはこの間、カントリー(缶取り)作戦で誰かが落としたゴミをたくさん拾って道路をきれいにしたよね。ゴミを拾うのはたいへんだったよね。自分たちが同じことをしたらいけないよ。ゴミが出たらきちんと家に持って帰って捨てる。」

当たり前のことですが、基本的なマナーを各自がちゃんと守りましょう!


13時40分、日和田山を出発します。
登ったあとは、はい下りですね。
ここからしばらくはツルツル滑る地面とのたたかい。
この日一番の難所をむかえ、ひとりひとり慎重におりていきます。

しばらくして金毘羅神社に到着しました。
上から巾着田をよく眺めることができます。
遠くからでも木の根元のあたりが曼珠沙華の花で赤いのがわかります。
ずっと向こうの方には西武ドームも見えました。

だんだんとゆるやかな道になり、アスファルトに戻ってきました。
巾着田が近づくと“曼珠沙華まつり”の旗がたくさん立っていて、観光客の方々が大勢いらっしゃいました。

14時30分、巾着田に到着。
隊長より20分間の川遊びの許可がおり、スカウトたちは急いで裸足になってズボンをまくり、いざ川へ。
今日はアップダウンのあるおよそ10kmの行程を途中お餅つきの寄り道をしながらここまでやってきましたが、まだ元気な様子のスカウトたち!
(ビッグビーバーはこの調子で冬のオーバーナイトハイクもがんばってね!)

さあ、そろそろ川あそびはおしまいです。
終わりのセレモニーをしますよ〜。
今日は小枝章を取ったスカウトが2名いました。
「おめでとう、ビーバー!!」

最後はビーバーコールでしめて、一応解散。

曼珠沙華をバックにパシャリ!

解散はしましたが…みんな行先は同じ高麗駅なので、また並んで出発。
15時30分、高麗駅に到着。
手もとの万歩計を見ると、17300歩!
さすがに帰りの電車ではスカウトたちにも疲れのいろが見えました…。

今日の活動はどんな思い出としてスカウトたちの記憶に残るのでしょうか。

今夜は布団の中で心地よい疲労感とともに、今日食べたお餅のやわらかかったことやすべって転んだこと、川の水の冷たかったこと…いろいろな感覚に包まれながら眠りにつくことと思います。